2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「美しい国」─日本の風景1─

この3枚の写真は、一見、日本のどこにでもある、郊外の風景のようです。高級感よりは、安さをイメージし、そしてさらには、景観や、建物との釣り合いを全く無視した巨大な看板が、まず目に飛び込んできます。 このありふれた風景を、なぜブログに取り上げよ…

『落日燃ゆ』その2─背広の似合う男

前回の補足。 あまり面白くなかったと書いてしまいましたが、それでも、「へーそうだったんだ」 と思った部分もいくつかありました。 例えば、広田は、海軍の山本五十六と親しかったそうですが、真珠湾攻撃が成功し、日本が破竹の勢いで、南方を制圧しつつあ…

■ 『落日燃ゆ』

『落日燃ゆ』は、東京裁判で、唯一文官で死刑になった広田弘毅の伝記小説。 興味があったのだが、読む機会がなく、先月、城山三郎が亡くなったことがきっかけで読んでみることにした。 印象としては、城山三郎の主著と云われるわりには全体的に短く、もう一…

 ハローワークの日(職安記念日)

今日、4月17日は、「職安記念日」らしい。ネットによれば、「1947年のこの日、それまでの職業紹介所が公共職業安定所」に改称したことによる」ということだ。昔、二十数年前、自分が職安に通っていたころの、暗く、後ろめたい雰囲気と違って、現在の「ハロー…

「東京ミッドタウン」

左の写真は、トニー・クラッグというイギリスの彫刻家のモニュメント。この大きな施設のなかで、最も美しい「部分」だ。 このモニュメントに象徴されるように、「東京ミッドタウン」は掴みどころのない空間というのが、最大の特徴だ。 例えば、真ん中の写真…