国吉康雄のモダニズム

ccg2009-01-13

─追記として
頻繁に風景画のモチーフとされる 『わかれ道』でも、それが二手に分かれる道であれば、たとえそれがいずれの道も悲しみに包まれたものであったとしても、「未知というロマンス」を内在させた風景となる。 しかしそれが、一本に収束する道であれば、選択の余地が許されない、「モダニズムという絶望感」に包まれた風景となる。