●;「わいがや;CCG」プログの始まり(1)

●;わが団体が行っている(いくつかの)「わいがや」なる《集まり》について記録し(世間に広く)アナウンスしたくなってきた。なんやかんやと三年以上も続いているし(自己組織的に)「わいがや;②」「③」「④」〜と族生している。ウン、そのために「ブログ」を始めるかと思い至った。「わいがや」というコトバが流行ったのは、本田宗一郎氏が率いた本田技研(ホンダ)からだそうだ。いくつかの「狂なる」エピソードを持ったこの創業者は、何かと尾鰭が付けられ<一定のイメージ>を享受させられている。
●;このコトバをリアルに感受したのは(何年か前)某大手企業の会長室(役員室)を覗かせてもらった時だ。同行した人がホンダの広報部にいた方で、工場の倉庫か学校の教室風の殺風景な大部屋の役員室を見て「わいがや、だな」と呟いた。その役員室なるものは、代表取締役会長とか社長、副社長ら四人の「共用」になっていて、真ん中に大きな会議テーブルが置いてある。格別に豪華でもない。技術系出身の会長さんは、そのテーブルを指して「ちょっと、ちょっと、集まれよ」と緊急な打ち合わせは、一声かけてテーブルに集まるのだと事もなげにおっしゃる。その《》を瞬間に見た元ホンダ氏(宗一郎氏の謦咳に触れた「人」)が「まるで《わいがや》」だと言ったのけたのだ。別に<役員室>が「何か」を顕しているものでもなかろうが、ある大手商社の役員会議室を覗いた時の「まるで国会の本会議場」みたいな印象とは「違う」ものがあった。トップが‘ご臨席’になる席が指定されていた。
●;声かけられれば、さっと「人」が集まる。「奥の院」からの命令からではない。厳かな儀式会場でもない。経営トップ(ら)の意思決定・判断する《場》がそこにはあった。売上何千億の大手企業だから赤絨毯が敷かれているとは言わぬまでも、さぞかし立派な会長室があると思っていたが(そうではなく)、大部屋の四隅に代表取締役が陣取ってはいるものの、その各ブロックはオープンである。ノックするドアなどはなかった。「オーイ、○○君」と呼べば(役員室共通の)秘書の誰かが寄ってくる。会長とか社長専用の秘書はいない。フラットな《場》というものか。【T】